埋もれないように綴る

生きにくくてもなんとか生きること

心地よい居場所さがし

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ずっとずっと、いつもどこにいてもなんか違うな、と思っていた。まわりの皆んなと同じに進むことができない。同じに進む必要なんてないと、優しい知人・友人は言ってくれる。自分でもアタマの中では良くわかってるつもり。

 

まわりに合わせずに生きて行ける場所が未だに見つからないでいる。

 

うううん。正確には、自分にとって居心地のいい場所なんて沢山見つかっていて、居場所だってある。

 

ただ、仕事しないと生活を維持できない。いつもいつもソレがネックだった。厳密には、うまく馴染める仕事に未だに就けないでいる。結局のところ稼ぎがないと自分の心地よい場所は維持できず、稼ぐ為には居心地の悪い社会に、合わせないとならない。

 

そもそも仕事に限らず、社会のスピードについていくことが、子どもの頃からツラかった。

 

自分では、それでも何も困らないのだが要所要所で思い知らされることになる。私にとって普通のスピードでは、社会では全く通用しないこと。

 

それでも若いころは、私でも通用する会社がどこかに存在していると思い、その社風についてゆけぬのなら転職すれば良いと思っていた。その結果、履歴書が凄いこととなった。

 

いい加減、転職もウンザリ。会社もウンザリ。社会もウンザリ。

 

なんでだろう。どんな作業もヒトの倍近く時間がかかるし、時間をかけたとしても、精度に欠けている始末。

 

毎回、毎日、何度となくココロを入れ替えて頑張れば、私にもデキる!と考えなおしたことか。

 

これはもう気のせいなんてものではなくて、恐らくはADHD

 

いつもギリギリの状態で社会の中にいる。

 

きっと私を知るヒトは「何を言ってるの?」「ちゃんとしてるじゃん?」と言ってくれることだろう。そう、私は「大丈夫なヒト」としてなんとなくだけど社会の中にいる。

 

いつもギリギリの状態だけど社会の中にいる。

 

ちょっと頑張ればできるのでは?という中で生きている。

 

そう、他人が見たならばきっと「ちょっとの努力でできること」私にはかなりの困難が伴なう。職場での毎日がツラい。とにかくツラい。

 

日々頑張っているヒトの前では言えない。私よりもっと大変なことこなしているんだもの。少しの弱音はこぼしたりするけれど、結局のところいつも私は大丈夫なんだ。毎日ツラくても、なんとか生き続けていられる。そして笑い続けて、すぐに笑顔に戻ることができる。

 

子どものころから、ずっとギリギリだから何かの拍子に、何で?というタイミングで涙が止まらなくなってしまう。

 

自分の何がいけなくて、どうしたいのかはわかっているが、苦手なものを克服できる術がない。

 

その苦手なことは、自分の中では克服する必要のないこととわかっているが、社会の中では克服していかなくてはならないこと。克服しなくては他人に迷惑がかかってしまうから苦手なことと付き合う日々。無理などせず過ごせる方法がみつけられないでいる。

 

仕事以外では、ほぼ人生の楽しみかたはわかっている。居心地の良い場所だって幾つもある。

 

日常生活で多くのウェイトを占めてきた、幼稚園、学校、職場での時間がとにかく苦痛でしかなかった。これらの苦痛からは逃れることができずにきている。

 

苦痛でない仕事をみつけられないでいる。

 

職場では日々、それらを苦痛と感じないよう自分なりに努力している筈。マイナスの感情が働かないように心がけている筈。が、とにかく作業スピードは速くならない。何をどう改善したら良いのか方法が見つからない。甘えている場合ではないと自分に言い聞かせながら。

 

でも、職場で周りのスピードに追いつけないでいるということは、自分が苦しいというだけでなく、その事実に気づいてくれている周囲にも負担を掛けてしまうこととなる。

 

これが一番ココロに良くない。

 

ヒトに掛けている負担を自覚することほどツラいことはない。

 

今までもずっと、そこから抜け出す方法をさがしてきていて、何度環境を変えても改善できないでいる。

 

後悔しても仕方ないし、誰のせいにしても仕方ない。自分で克服するしか方法はない。時おりそのプレッシャーに押し潰されそうになる。が、ココロのなかで、自分が決して潰れないこともわかっている。

 

この精神力は誇るべきところだと自覚している。自分のなかで一番誇るべき長所だ。ただ、これは作業スピードを上げることには無力。大多数の職場ではほぼ役に立たない長所。

 

今回綴ったのは序章。

 

人生も恐らくは中盤を過ぎた私が、これから先、心地よく過ごせるようになるための覚え書き。

 

自分が折れないための覚え書き。同じように苦しんでいる多くのヒトにも伝わる何かがあると良いな、と思う。

 

これを読んで、何がツラいのか理解できないアナタは躓いていないヒト。大丈夫なヒト。

 

これを読んで、私が真っ暗な中にあるとご心配いただいたアナタは優しいヒト。でも、安心して大丈夫。私の誇るべき一番の長所は、決して潰れない精神力なのだから。

 

そして、序章の最後にコレだけは書いておくけれど、私の毎日はほぼ笑顔でいられるし、たくさん笑える。たくさんの美しいものを見つけられている。楽しいことも感じられる。心の底から楽しめる居場所もある。優しい友もいる。

 

ただただ、仕事がうまくこなせていない。1日の多くの時間を占めるこの職場ストレスを改善できるようコントロールするための覚え書き。